ICAO規格の写真とは?パスポート写真のサイズと撮影ルール
国際民間航空機関(ICAO)は、パスポートなどの渡航書類に使う顔写真について国際的な指針を定めています。写真の規格を定めることで、本人確認を円滑に行えるようにするためです。ただし、写真の寸法や提出方法は、申請する国・書類によって異なります。
この記事では、ICAO規格の写真に共通する考え方と、日本のパスポート写真を例にしたサイズや撮影時の注意点を紹介します。ビザ用写真や証明写真を用意する場合も、最後は必ず提出先が指定する写真の規格を確認してください。
目次
- ICAO規格の写真とは?
- ICAOの指針が使われる書類
- ICAO規格に基づくパスポート写真のサイズ
- 35×45 mmの写真は何ピクセル?
- ICAO規格の写真の背景
- 写真内の顔の大きさと位置
- その他の写真の規格
- Visafotoで規格に合った写真を作成
- 自分でパスポート写真を撮るコツ
ICAO規格の写真とは?
ICAO規格の写真とは、パスポートなどの渡航書類で本人を識別しやすいよう、ICAOの指針を踏まえて撮影・作成された顔写真です。顔の向きや表情、背景、明るさ、画質などが重視されます。これらの条件は、目視による本人確認や、顔認証技術を利用した本人確認を想定したものです。
ICAOは、機械読取式渡航文書の仕様「Doc 9303」を公表しています。実際の申請で守るべき寸法や提出方法については、各国の発行機関が定める案内を優先してください。
ICAOの指針が使われる書類
ICAOの指針は、主にパスポートやその他の渡航書類の顔写真に関係します。国や制度によっては、ビザ用写真や身分証明書の写真にも同様の撮影条件が採用されます。
たとえば、次のような書類では顔がはっきり確認できる写真が求められます。
- パスポートや緊急渡航書類
- ビザや在留許可に関する書類
- 国が発行する身分証明書
- その他、顔写真による本人確認を行う公的書類
ただし、すべての書類に同じ写真サイズが適用されるわけではありません。運転免許証や各種証明写真についても、申請先が示す個別の規格を確認しましょう。
ICAO規格に基づくパスポート写真のサイズ
ICAOの仕様では、提出する印刷写真の寸法として縦45 × 横35 mmが推奨されています。ただし、これは世界中のパスポート写真・ビザ用写真に共通する必須サイズという意味ではありません。写真のサイズは申請先の規定に従います。
日本のパスポート用写真も縦45 × 横35 mmです。外務省は、この写真の規格をICAOの勧告に基づいて定めており、頭頂からあごまでの長さを34 ± 2 mm(32~36 mm)としています。写真は申請日前6か月以内に撮影したものが必要です。詳しくは外務省のパスポート申請用写真の規格を確認してください。
ほかの国・書類ではサイズが異なることがあります。たとえば米国のパスポート用写真は2 × 2インチ(約51 × 51 mm)です。35 × 45 mmの写真を、別のサイズが指定された申請に流用しないでください。
35×45 mmの写真は何ピクセル?
35 × 45 mmは印刷時の寸法であり、ピクセル数は画像の解像度によって変わります。たとえば、300 ppiなら横約413 × 縦約531ピクセルです。計算式は「mm ÷ 25.4 × ppi」です。
オンライン申請では、印刷寸法とは別に画像の縦横ピクセル数、ファイル形式、容量などが指定される場合があります。「ICAO規格の写真」だからといって共通のピクセル数があるわけではありません。日本のパスポートも、オンライン申請では写真のファイルに別途条件があります。申請方法に合わせて外務省のオンライン申請用写真の案内を確認しましょう。
ICAO規格の写真の背景
背景は無地で均一にし、模様、物、人、目立つ影が写り込まないようにします。背景色の指定は申請先ごとに確認が必要です。日本のパスポート写真は無背景で、外務省は白色を推奨しています。
服と背景が同じ色だと肩の輪郭が見えにくくなるため、撮影前に全体の見え方を確認しましょう。
写真内の顔の大きさと位置
顔の大きさも書類ごとに確認が必要です。日本のパスポート写真では、縦45 × 横35 mmの写真に対し、頭頂からあごまで32~36 mmと定められています。顔が小さすぎたり、頭頂やあごが切れたりしないようにします。
下の画像は35 × 45 mmの写真の一例です。すべての申請に共通する寸法ではありません。
その他の写真の規格
サイズと背景のほかにも、パスポート用写真では次の点を確認しましょう。細かな条件は提出先の案内が優先されます。
- 顔を正面に向け、頭を傾けず、両目を開けて自然な表情をする。
- 顔全体がはっきり見えるようにし、髪などで目を隠さない。
- 顔と背景に強い影が出ないよう、均一な明るさで撮影する。
- ピントの合った鮮明なカラー写真を使い、肌の色が不自然に変わる加工をしない。
- 赤目や光の反射を避ける。
日本のパスポート写真については、パスポート写真の撮り方ガイドも参考にしてください。
Visafotoで規格に合った写真を作成
Visafotoを使えば、自宅でスマートフォンやカメラで撮った写真から、申請する書類に合わせたパスポート写真やビザ用写真を用意できます。撮影後に写真をアップロードし、国と書類の種類を選んでください。Visafotoが指定されたサイズに合わせて写真を切り抜き、顔の位置や背景を調整します。
撮影時の背景が完璧でなくても、Visafotoで背景を整えられます。ただし、申請先が背景の加工を禁止している場合は、その指示を優先してください。顔立ちが変わるような加工は避け、提出前に完成写真を確認しましょう。
印刷用の写真が必要な場合は、指定サイズの写真を並べたプリント用データも利用できます。たとえば35 × 45 mmなら、10 × 15 cmの用紙に4枚配置できます。オンライン提出用のデジタル写真と、印刷用のデータを用途に合わせて使い分けられます。
まずは明るい場所で、顔が均一に照らされるように撮影します。
Visafotoで作成したデジタル写真と印刷用データの例はこちらです。
自分でパスポート写真を撮るコツ
自分で写真を撮影する場合は、次の点を意識すると、規格に合った写真を用意しやすくなります。
- 明るい場所を選び、背景はできるだけ無地にします。Visafotoを使う場合も、顔と背景の境界がはっきり分かるように撮影しましょう。
- 画質の良いスマートフォンやカメラを使います。
- カメラを目の高さに置き、顔と肩が中央に入るようにします。頭の周囲にも余裕を残してください。
- 正面を向き、両目を開け、口を閉じた自然な表情で撮影します。
- 顔や背景に強い影ができないよう、光の当たり方を確認します。
- 複数枚撮影し、ピントや表情の良いものを選びます。
- 申請先の写真の規格に合わせて切り抜き、サイズを確認します。必要に応じてVisafotoのような証明写真作成サービスを利用してください。35 × 45 mmの写真を用意する場合は、35 × 45 mmの写真の規格も参考になります。
最終更新日:2026年9月25日